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わたしたちの教科書 最終話 あらすじ・感想
わたしたちの教科書 最終話 「感動のラスト!!希望の明日へ」 見ました。
あらすじはできるだけ結末まで書くようにしています。ネタバレ込みになるので、知りたくない人はご注意下さい。
法廷では、珠子(菅野美穂)は、自ら法廷で証言することを望んでやってきた朋美(谷村美月)を、原告側証人として申請する。証言台に立った朋美は、明日香(志田未来)が死んだとき、2年3組の教室にいた、と言い出す。
同じころ、喜里丘中学校の職員室では、音也(五十嵐隼士)が兼良陸(冨浦智嗣)にナイフを突きつけたまま、教師たちと対峙していた。音也は、母親である雨木(風吹ジュン)の言葉にもまったく耳を貸さず、いまから自分がこの学校のいじめを解決する、と皆に宣言する。この世界を支配しているのは暴力だ、などと叫ぶ音也に、恐怖を感じる教師たち。陸を助けようとして背中を刺された耕平(伊藤淳史)は、早紀(真木よう子)に抱きかかえられたまま、何もできずにただ音也の言葉を聞いていた。
珠子から、明日香との関係について問われた朋美は、小学校2年生のときに転校生としてやってきた明日香と出会ったその日から親しくなった と。
ともみ、みかづき、きりぎりす、
すいしゃ、しゃんでりあ、あすか――
学校の帰りにふたりだけの秘密の場所で過ごしたことなどを話し始める。明日香と朋美は、廃墟の一角に作ったその秘密の場所に毎日のように通っていたのだという。そこで朋美たちは、楽しいことは全部半分こにしよう、悲しいことも全部半分こにしよう、あなたは私で私はあなたと言いながらずっとふたりで生きていこう、と誓い合っていた。
しかし、ある出来事がきっかけで、その関係にも変化が生まれたのだという。それは、朋美が一人の男の子を好きになったからだった。名前言ってもいいですか?と尋ねる朋美に、言えますか?と珠子がきくと、言えます、今は好きじゃないから と答え、その名前が明かされた。「兼良陸君です。」
一方学校では、音也が、戸板(大倉孝二)と熊沢(佐藤二朗)に、職員室の入り口を封鎖するよう命じる。「その子を離せ」と、戸板が言うと、音也は、陸を助けたいなら身代わりになって死ねるか、と教師たちに問いかけた。
法廷では、朋美が、兼良君を好きになったことを明日香には話しませんでした。明日香がまた一人ぼっちになるからです。これが、私と明日香の間にできた初めての秘密でした。
そして、「あれがすべてのいじめの始まりでした。」と…
朋美は、兼良と一緒に下校するようになり、休みの日も彼と映画や遊園地に行ったりして、明日香と過ごすこともなくなっていった。ところがあるとき、見てしまった。車の中で見知らぬおじさんと高校生がキスをしているのを。援助交際だと気づいた朋美は、気持ち悪い、最低だね と言って、兼良を見ると兼良は泣いているのに気づいた。その中年男性とは、兼良の父親だった。朋美は、必死に動揺を抑えようとしながらそこまで話すと、涙を流した。
朋美の証言は続いた。援助交際を目撃した翌日、兼良は、朋美の席に近づく。朋美は、昨日急に帰ったので、そのことを謝りに来たのかな と思ったら、いきなり「お前、雑巾臭い。雑巾の臭いがする」と言ってイスを蹴り飛ばした。クラス全員がその様子を見ていて、その日から、朋美のあだ名は「雑巾」になったのだという。朋美は、1年2組のいじめられっ子になりました と言う。
音也が、誰か身代わりになる人いませんか? と問いかける。すると、雨木が、自分が身代わりになると申し出た。しかし音也は、そんな雨木を相手にしなかった。雨木が書いた教師たちの記録も読んでいた音也は、八幡(水嶋ヒロ)に、何で教師になったの?と尋ね「金八先生に憧れて…」と細い声で答えると、金八先生だったら真っ先に手をあげるんじゃない?とからかうように言う。八幡だけでなく、希美(酒井若菜)が水商売のアルバイトをしていたことも、熊沢がいじめがあることに気づいていたけど見て見ぬふりをしていたことも、戸板が業者から金をもらっていたことも、早紀が生徒の親と不倫していたことも知っていた。音也は、ひとりずつ名前を呼びながらそうした問題点を指摘すると、お前らは全員教師失格だ、と言い放つ。
朋美がいじめのターゲットになっていることを知った明日香は、兼良たちと話そうとした。が、朋美は、その申し出を断ると、親もいないあなたに同情されたくない、と明日香に言った。一緒にいたのは、明日香がかわいそうな子だから優越感があったからだ、と…。
いじめは2学期になっても続いたが、朋美は、大好きなピアノを心の支えにして耐えていた。ところがあるとき、教室で誰かが投げたモップが当たり、朋美は指を骨折してしまう。曲がった小指を見たとき、終わったんだ、もうどうでもいいんだ と、ピアニストになるという夢を絶たれた朋美は、死を決意し、カッターナイフを買い求めて誰にも見られないように、秘密の隠れ家を訪れた。
音也が、正直に言えばいいじゃん、本当は生徒より自分の方がかわいいと と、教師たちを責めていると、兼良が口を開いた。やめてください、悪いのは自分だ、と言って教師たちを庇った兼良は、胸に回されていた音也の腕を自ら押さえた。よく分かってんじゃん、だったら死ね と、ナイフを兼良の首の辺りに近づける。
朋美が、自らのノドにカッターナイフの刃を向けようとしたそのとき、やってきたのは明日香だった。明日香は、カッターナイフを握っていた朋美の手を払う。朋美は、何で死んだらダメなの?みんな言ってるじゃん、“死ね”って と言う朋美に、朋美が死んだら悲しむ人がたくさんいる、と告げた。そんな明日香に、朋美は、代わりにあなたがいじめられてよ、と言い出す。明日香は、いいよ、私が朋美の代わりになる と言う。何故そんなことを言うのかと、朋美が問いかけると、だって約束したでしょう、私はあなた、あなたは私、嬉しいことも悲しいことも半分こって。私なら大丈夫、悲しむ人は誰もいないから と。
身代わりを引き受けた明日香は、学校で兼良の父親の噂話を言いふらした。すると、次の日には、明日香の机の上に消臭剤が置かれていたのだという。朋美は、明日香の笑顔と引き換えに、平穏な日々を取り戻したのだ。息苦しそうに興奮気味に朋美が続ける。
あるとき誰かが言った。藍沢なんて死ねばいいのに と…違う、違う、明日香は私の身代わりになっただけなの と、心で叫んだが言葉にすることができなかった。
珠子は、明日香が転落死した日のことを朋美に尋ねた。あのとき朋美は、校庭で起きた乱闘騒ぎを見に行ったが、途中で怖くなって教室に戻った。そこで、窓辺に立つ明日香の姿を見た朋美は、彼女が死のうとしていると感じたのだという。
振り返った明日香は、朋美に微笑みかけた。
音也は、兼良にナイフを突きつけ、いじめによって自殺に追い込まれた明日香に成り代わって自分が裁く、と宣言する。
そのとき、耕平が苦しそうに起き上がり、誰にも裁くことはできない、と音也に訴えた。一瞬動揺しながらも、耕平にナイフを向ける音也。その瞬間、雨木が、ナイフの刃を掴んだ。指の間から流れる血。戸板と熊沢は、そのチャンスを見逃さす、音也に飛びかかって押さえつけた。音也は、雨木に助けを乞うように「母さん…」と呻いた。雨木は、そんな音也に首を振ると、警察に電話するよう教師たちに指示した。耕平は、解放された兼良に近づこうとして、そのまま意識を失って倒れた。
明日香は、いじめより酷いことをした自分に微笑みかけてくれた と朋美は言い、そしての昔と変らぬその笑顔を見た朋美は、やはり自分は死んでおくべきだったと後悔する。朋美のようすがおかしいことに気づいた明日香は、心配して声をかけた。朋美は、いじめより酷いことをしてしまった自分にどうして優しい言葉をかけるのか、と明日香に尋ねた。明日香は、耕平から聞いた話を彼女に伝えた。私たちは駅伝のタスキをつないでるんだって、私は朋美からタスキを受け取った、朋美と一緒に走っていると思えば大丈夫、と答えた。
すると朋美は、うつろな表情のまま窓を開け、手すりに手をかけてよじ登ると、そのまま飛び降りようとした。そんな朋美に、自分も一昨日死のうと思った、と告白する明日香。私が死んだって悲しむ人いないし、消えるだけだし と、話す明日香。明日香は、朋美と同じように手すりに腰掛けると、死のうと思って秘密の隠れ家に行ったが、そこで自分はひとりじゃないことがわかった、と告げた。それは、友だちでも教師でも家族でもなく、世界中のどんな人にも生まれたときからいる存在だという。生き続けていればきっと気づく、きっと励ましてくれる 明日香は、そう朋美に告げると、「だから死なないで。死んじゃダメだよ!生きてなきゃダメだよ!」と真っ直ぐに彼女を見つめて言った。
その言葉を聞いた珠子の目から、涙が溢れた。そして、「“死んじゃダメだよ!生きなきゃダメだよ!”と、そう言ったんですね?」と涙ながらに確認する珠子。
窓の手すりに腰掛けたまま、明日香は、朋美の手に自分の手を重ねた。8歳のころ、手をつないで夕暮れの道を歩いたときと同じように、しりとりをするふたり。ともみ みかづき きりぎりす すいしゃ しゃんでりあ あすか…
「私たち、また一緒に帰ろう?」。明日香の言葉に、朋美は小さく頷くと、手すりから降りた。ところが次の瞬間、朋美に続いて教室に下りようとした明日香が、足を滑らせて転落してしまう――。
自殺じゃなかったのね?事故だったのね? と確認する珠子。
俯いたまま、明日香が死んだのは自分のせいなのだから死刑にしてほしい、と話す朋美。珠子は、朋美の元に歩み寄って、これ以上自分を責めちゃダメ、朋美ちゃん? と声をかけた。が、ゆっくり顔を上げた朋美からは表情が消えていた…。
1年後。結審を明日に控えた珠子は、喜里丘中学校を訪れた。耕平は、ケガの後遺症で、まだ車イスに乗ったままだった。早紀とともに、リハビリに励んでいるのだという。
耕平とともに2年3組に向かった珠子は、持参したたい焼きを耕平に差し出した。喜里丘中学校には、雨木以外、ほとんどの教師が残り、いまも続くいじめ問題に力を合わせて取り組んでいるのだという。雨木の行方は分からないそうだ。珠子は、裁判後に引っ越した朋美のことを耕平に尋ねた。しかし、耕平も連絡が取れない状態なのだという。その際、耕平は、明日香の命日である明日、全校でホームルームを行うことを珠子に伝え、何か生徒たちにメッセージを残してほしいと頼む。珠子は、黒板の前にたち、チョークでそれを記した。
開廷前、珠子のもとに、直之(谷原章介)がやってきた。そんな直之に、あなたの言う通りだったのかもしれない、私のしたことは間違いだったんじゃないか、何が正しいのか何が悪いのか、勝ったらうれしいのか負けたらくやしいのか、何も分からない、明日香はこんな裁判を望んでいなかったのかもしれない、と話す珠子。すると直之は、この訴訟は勝敗に関わらず意義があるものであり、珠子の闘いに恥じるところは何ひとつなかった、と告げた。そんな直之に「不遜な物言いね」と笑顔で告げると開廷の時間となる。
喜里丘中学校では、各教室で、ホームルームが行われていた。テーマは「世界を変えることは、出来ますか?」。珠子が、黒板に書いたものだった。生徒たちは、思い思いの意見を発表していた。そんな様子を耕平はじめ先生方が深く聞き入っていた。耕平はそんな中、明日香のことを思い出していた。
判決は、一部を除いて原告の請求を棄却する、というものだった。学校にいじめが存在したにも関わらず何ら策を講じなかった被告である西多摩市には安全配慮義務違反があったことは認められた。しかし、朋美が証言したとおり、明日香の死と、いじめの因果関係はなく、いじめを苦にした自殺ではない というものだった。
夕方、珠子は、藍沢家の墓がある寺を訪れ、花を手向ける。そこにやってきたのは、雨木だった。雨木は、不登校児をあずかるボランティア活動をしているのだという。その際、雨木は、友人から朋美の居場所を聞いたことを珠子に告げ、「彼女を救えるのはあなたしかいません」と続けた。
珠子は、朋美がいるというフリースクールを訪れた。朋美は、うつろな表情で何もせずにただ座っていた。珠子は、そんな彼女に、「連れて行って欲しい場所があったの。明日香に会いに行こう」と話す。朋美の表情にわずかながら変化が見られた。
珠子と朋美は、明日香と朋美が秘密の隠れ家と呼んでいた廃墟を訪れた。そこには、いまもまだ、ふたりが過ごした風景が残っていた。
奥に入っていった朋美は、そこで壁に書かれた文字に気づいた。遅れてやってきた珠子も、その文字を見て立ち尽くす。それは、明日香が書いたものだった。
明日香より。明日香へ。
わたし、今日死のうと思ってた。ごめんね。明日香。
わたし、今まで明日香のことがあまり好きじゃなかった。
ひとりぼっちの明日香が好きじゃなかった。
だけど、ここに来て気付いた。
わたしはひとりぼっちじゃないんだってことに。
ここには8才の時のわたしがいる。
わたしには8才のわたしがいて、13才のわたしがいて、
いつか20才になって、30才になって、
80才になるわたしがいる。
わたしがここで止まったら、
明日のわたしが悲しむ。昨日のわたしが悲しむ。
わたしが生きているのは、今日だけじゃなんだ。
昨日と今日と明日を生きているんだ。
だから明日香、死んじゃだめだ。生きなきゃだめだ。
明日香。たくさん作ろう。思い出を作ろう。
たくさん見よう。夢を見よう。明日香。
わたしたちは、思い出と夢の中に生き続ける。
長い長い時の流れの中を生き続ける。
時にすれ違いながら、時に手を取り合いながら、
長い長い時の流れの中を、わたしたちは、歩き続ける。
いつまでも。いつまでも!
朋美の目から涙が流れ落ちた。そんな朋美の肩を抱き、寄り添う珠子。壁に描かれた窓の絵の向こうには、青空が広がっていた――。
脚本家の坂本裕二さんとプロデューサーの鈴木吉弘さんの対談で、ラストは希望のあるものにしたい というような話があったので、どうなるのだろうと色々想像していたのですが、何か、やられた!って感じでした。
演者さんたちも、台本をもらうたびに、そうなるのか と、初めて先の展開を知るという中での撮影はスリリングで楽しかったようです。みているこっちも、オリジナル作品だということで、先の展開に先入観がない分食い入るように見てしまいました。
今回の春ドラマは不作が多いと言われていますが、わたしたちの教科書はすごく面白かった。いろんな意味で。またこんな作品を作って欲しいと思います。
わたしたちの教科書<公式サイト>
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【わたしたちの教科書 最終話 あらすじ・感想】コメント
僕たちの教科書、最終回を観損なって、あらすじを探していたら、ココにたどりつくことができました。
とっても詳しく書いて下さっていたので、すぐに内容を理解することができました。
感謝です。
投稿者: 0 | 2007年07月03日 02:48
0さん
コメントありがとうございます!!
こういうコメントが一番うれしかったりしますね。
またがんばってドラマあらすじを更新しま〜す。
また、よかったら遊びに来てくださいね。
投稿者: 管理人 | 2007年07月03日 10:34